キジログ@愛

鴨宮☆隆がその半生を綴るブログ

赤いタンバリン

若い頃はただ漠然と道を歩いているだけで謎におち○ちんがオッキしたりした私ですがしかし年齢を重ねた今となってはお気に入りのエロ動画を見ても反応が大変緩やかですみなさんこんばんは。

肉体の衰えとともに精神も衰えるのか分かりませんが、この歳(40代半ば)ともなるとあらゆるものに対する反応が軒並み穏やかになります。なにをしてもそう簡単に感情が動きません。たとえ動いてもその振れ幅が小さかったりするのです。

 

よく言えば「落ち着いてきた」ということなのでしょうが、しかし一方でどこか物足りなく、刺激を求める自分もいます。

というわけで先日行ったブルーノートでたまたま相席になり知り合ったメンズに誘われ人生で初めてクラブイベントとかいうやつに行ってきました。映画音楽オンリーのDJイベントで映画好きの連中が集まり音楽を聴きながら酒飲んで楽しむ、みたいなやつです。

まあ楽しかったのですが、その日は夜に別の予定があり途中で退場しました。できれば最後までいて楽しみたかった気がします。そのクラブで知り合ったヒップホップDJの人(私と同年代)が千葉でオールナイトのヒップホップイベントをやるらしいので、今度はそこに行こうと思います。ちょっと危なげな雰囲気らしいしこれは絶対に楽しいはず。

といった感じで最近ではいつも刺激を求めているのですが、それはたぶん、ちょっとハイになっているのだと思います。以前鬱で激沈みした反動でしょうか。原因は分かりませんが、でも、とりあえず今は人生が楽しいのでこれでいいのだと思います。

 

さて感情の波が小さくなると、恋愛的な意味で人を好きになることもほとんど無くなります。

若い頃は道ですれ違う女子全員に対し5秒ごとに恋を繰り返しておりましたがしかし今では好きという感情そのものがなんだかよく分からないようになってしまいました。

「あらゆる経験を重ね成熟した大人が簡単に人を好きになることはない」などという文をどこかで見たのですが、もしかしかしたら私もそれなのかも知れないし、または単に感情が平坦になってしまったのかも知れません。とにかく、感情が全般的に鈍感です。

 

それでも誰かと「心が繋がった」と思える場面に出会うことはあります。

昨日それがありました。その人の事を深く知ることができました。欠損だらけでした。それが愛おしかった。

詳しくは書かないですけど、そういう場面に遭遇すると「ちょっと好きかも」なんて思えたりします。その感情が腹の底まで落ちるわけではないけど、でも別れた後もその人のことばかり考えてしまったりとか、ああ、なんかこういう感じだったよな、なんて、懐かしくも新鮮な気持ちになれたりします。そんな自分がちょっと嬉しかったのです。

その人との関係はこれ以上進める事はできませんが、でも、そういう気持ちになれたという事だけ、忘れないためにここに記しておきます。