ケバいJKと植物おじさんとMと
朝、通勤途中に化粧の濃い女子高生を見かけました。
正直、すごくケバいのです。
私は内心、
「君、若いのにもったいないなぁ。若いうちはねぇ、そんなに濃い化粧なんて必要ないんだよ。若さというのはそれだけで十分に美しいんだから。分かる?それじゃまるで水商売のお姉さんみたいだよ?流行ってんのそれ?」
なんて思いながら、なんならそれをそのまま彼女に対し助言してあげようかと思いましたが流石にそれはやりませんでした。
昨日海辺の公園に行って何をするでも無くのんびりと過ごしていたら、公園まで来ている酔っ払いのようなよく分からないおじさんに絡まれました。
おじさんはこの公園一帯に生息している草花について、呂律の回らない調子で、私と同行者に対しいろいろと教えました。
私は内心、
「いや、我々は別に草花の情報なんぞ知りたくも無いんで。というか早くあっち行ってくれませんかね。」
と思いながらも、仕方なしに無言で話を受け流しました。
一通り話して満足したのか、おじさんはどこへ行くともなく去って行きました。
知らない人に話しかけるのは、大体の場合において良かれと思って話しかけるのでしょう。しかし話しかけられた人からすれば迷惑この上ない、とまでは言いませんが、特に楽しい事ではありません。
話の内容が「草花の生息について」であればまぁいいのでしょうが、自らの化粧に関して見ず知らずのおじさんからケチを付けられる女子高生などの心境を考えると、これにはたまらないものがあるでしょう。というか普通に怖いでしょうね。
私は自称常識人ですから、化粧にケチを付ける為に道ばたですれ違った女子高生に話しかけるなんて事はしません。
しかし、余りにもおじさん的な、如何ともしがたいそんな考えが浮かんでしまった事は事実であり、これには我が事ながらとても残念に思いました。
そんな考えが浮かぶのは私自身の加齢による現象なのでしょう。「最近の若い奴は・・・」なんて言葉が自然と出てくるお年頃です。
知らない人に声を掛けケチを付けるという行為ですが、これについて考えていたら何かに似ていると思いつきました。そして思い浮かんだのが「インターネット」です。
ネットの世界には人に一言もの申さずにはいられない人達が一定数いると、どこかの記事で読みました。しかしなるほど、ネットの世界を見回せば確かに人に対して文句ばかり言っている人もいるようです。
ではなぜ彼らは人にもの申さねば、いや、ぼかさずに言えば人にケチを付けなければ生きていけないのでしょうか。
いろいろ考えていたら小学生時代の同級生Mの事を思い出しました。
小学校の頃、社会科見学で消防署へ行ったことがあります。間近で見る消防車にえらく興奮する児童達。私も勿論そのうちの一人です。優しい消防署員の人が、児童全員に消防車の写真の入ったかっこいい下敷きをくれました。私の興奮度合いは更に上がりました。
私は隣にいたMに
「やったね!下敷きもらったね!」
と言い喜びをわかち合おうとしました。
しかし次の瞬間、こともあろうかMは私の持っていた下敷きを奪い地面に叩き付けたのです。そしてこう言いました。
「いらないでしょ。こんなもの。」
叩き落とされた私の下敷きは角がヘコみ、傷が付き、汚れてしまいました。
Mはなぜそんな事をするのか、私になんの恨みがあるのか、何も分からず、私はただ呆然とし、そして落ち込みました。
後年知ったのですが、Mの家はとても貧乏で、Mの家族は裕福な親戚の家の、その敷地内の一角にある古くて小さな家に住まわせて貰っているようでした。Mの親はその親戚に頭が上がらなかった事でしょう。
私とMとは中学時代も一緒に過ごしましたが、私はMの事を「とても変わった人物」だと思っていました。長い間ただの変わり者だと思っていましたが、しかし大人となった今思えば、Mは常に何かを恨んでいたのだと思います。そして恨みすぎて人格が歪んでしまったのです。そう言ってしまってもいいほどに、Mは変わっていました。
Mは自分より1年歳下の、金持ちのいとこの事をいつもバカにしていました。ことある毎に、あいつはバカだ、頭が悪い、などと言っていました。
本心は決して誰にも見せませんでした。Mは必死だったのだと思います。自我を保ちながら生きていく事に。
最近の私は仕事で大変な事が多く、精神的に追い詰められていて毎日が辛いです。そうするとつい何かに当たりたくなってしまいます。誰かに文句を言いたくなったり、世界を恨みたくなったり、そんな気持ちになってしまうのです。
もしかしたら何かを攻撃しないといられない人というのは、いつもこんな心境なのではないかと思いました。人は満たされていないと、何かを恨まずにはいられないのかも知れません。あの頃のMのように。
何かを攻撃せずにはいられない。
その気持ちは時に他人へと向かったり、自分へと向かったりします。向かう方向は違えど満たされない心が必死の叫びを上げているのは同じです。みんな誰かに助けて欲しいのです。そして心の穴を埋めるべく、インターネットの世界へと飛び込んでいく。
私も助けて欲しい。でも誰も助けてくれない。それは分かっている。だから自らの手でこの穴を埋めるべく、今日もこのような駄文を綴っているのです。それをネットの世界にぽいっと投げて、あとは時が過ぎるのを待ちます。大抵の事は時間がなんとかしてくれます。
これを読むあなたの心に、そんな穴は空いていませんか。満たされていますか。もし私でよろしければ、あなたのその穴を満たしてあげます。なんならついでにカラダの穴♡も満たして差し上げますよ?僕と一緒に傷と「大事な部分♡」の舐め合いをしようよ...?(:.;゚;Д;゚;.:)ハァハァ
というわけで当サイトではアタシおじさんになら埋められてもいいかもとか思ったケバケバ系制服女子を募集しています。おじさんがそのケバい化粧についてさんざん説教しながらも非常に粘着質な攻撃でズッポシとその「穴♡」を埋めて差し上げますので。
ええ、最後には落とさずにはいられない性分です( ´_ゝ`)内容にまとまりも脈絡もなく特に何を言いたいわけでもない書き捨てな文章にてお目汚し失礼いたしました。それではまた。
画像引用:https://blog01.shikepon.com/2018/02/05/1802b-tonbi-to-sandwich/