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鴨宮☆隆がその半生を綴るブログ

【読書感想文】『女と男 なぜわかりあえないのか/橘玲(著)』

疫病が流行しているので不要不急の外出が禁じられた。のですっげぇ暇だから最近の私は読書をしております。前回のファクトフルネスはあんまりだったので、今回は個人的にテッパンである橘玲さんの新書を読むことにしました。これです↓ 

女と男 なぜわかりあえないのか (文春新書)

女と男 なぜわかりあえないのか (文春新書)

 

今回はその感想です。けど長文は面倒なので書きません、あらかじめご了承下さい。

男女差の生物学的エビデンス

この本では、一言で言うと「男女の間には生物学的な差があるのでわかり合えない」という事が書いてあります。まあタイトルの通りです。

このジャンルは結構前に『話を聞かない男、地図が読めない女』で話題になった気がします。 

橘玲さんは、一見すると「差別的」と捉えられても仕方のないようなドメスティックな意見を、しかしガッチガチのエビデンスを元にぐぅの音も出せなほどに論破してくるのが特徴です。読んで「くっ…!」と思いながらも反論できないこの感じが気持ちいい。(マゾ)

余談ですが、橘さんの著書ではちょっと前に『言ってはいけない』が結構売れていましたが、これはまさに現在進行形で行われている「Black Lives Matter」的な意味で今となってはマジで絶対に言えない内容が書かれていますのでその辺にご興味ある方はどうぞ。

さて、本の詳細な内容にはここでは言及しませんが、とりあえず著者の主張は「男と女は違う生き物である」という点に終止します(そういうテーマの本なので)。

でも今の時代「男女差」を公言する事は「差別」と捉えられかねません。イマドキは弱者の声が大変に強いのです。それにビビって為政者が少数派の意見を全部取り入れた結果、意味の分からない慣習やら法律やらが次々と作られ、気付いたら結局誰も得しない社会になっていたりします。私はこういう窮屈な社会が大嫌いですので、橘さんの理論で塗り固められた真っ当な文章を読むたびに一種の快感を覚えるのです。・・・あ、でもそれってほら・・・あくまでも個人の感想ですから・・・ね・・・?(世間の声にビビっている人) 

若い女と、金持ちの男

私は、生物学的には男性で異性愛者ですので、男の特性について書かれている部分については「あるある~w」みたいに楽しんで読めましたが、しかし女の特性や行動は読んでもやっぱり謎だらけです。しかし、わからなくても理解を示すことは可能です。

女性の考え方をエビデンスベースで説明してくれるこの本は、男性のとってある意味「モテるためのバイブル」とも言えます。

この本によると、女性は「自分と子供を養える財産のある男性」に惹かれるのだそうです。つまり女性にモテるためには競争に勝ち残って金持ちになれ、ということですね。うん、この時点で俺は諦めた。

一方、男性が女性に何を求めるかというと、それは単純で「妊娠していない若い女性」となります。男性がウエストのくびれた女性に魅力を感じるのは「ウエストが細い=妊娠していない」という事実を外見から確認できるからだそうです。

これは、女も男も、いずれも狩猟時代の本能から未だ解放されていない事を示しています。数百万年かけてボノボやオランウータンから進化してきた人類が、農耕が始まってからのたかだか1万年程度の”短期間”で本能を書き換えるほどの進化はできないと言うことです。 

乱交文化

多くの文化圏で一夫一婦制が敷かれている現代社会ですが、しかしある研究によると、人類はもともと乱交によって子孫を繁栄させてきたのだそうです。私も乱交したいです。いや、やっぱしたくありません。ストップコロナ!(時代の空気を読む人) あ、どうでもいいですけど田舎の方にいくと10代の子達が普通に遊びで乱交するらしいですね。イヤよね、田舎って。って東北出身の女性が昔そう言ってました。はい。

この乱交文化はほ乳類の中でも「ひときわ特異」な人間のペニスの形状にも現れていて、えー・・・、以下すっごく詳細にいろいろな事を説明したいのですけど消されそうなのでやめておきます。ただ一言だけ言っておくとね・・・すっごくさぁ・・・えっちな内容だよ・・・・?ハァハァ

かねてより権力者の男性は例外なくハーレムを築きました。我が国でも昔は大奥なんてのがありましたね。私は本当にうらやましいです。殿様の子供に産まれたかったです。切に。 

まとめ

オススメ度★★★★☆

前作の『言ってはいけない』と重なる内容もあります。というか『言ってはいけない』に書かれていた男女の部分にフォーカスして新たに新書を作り上げたって感じですかね。故に小生と致しましては、本書にて既知の内容が重複していたことから、誠に僭越ながら評価は★×4とさせて頂きました。(小生おじさん)

しかしながら、男女の機微について悩んでらっしゃる知人にこの本をおすすめしてみたところ、目から鱗、悩みの大部分が解消された、と仰っておられましたので、この手の本を読んだ事がない方には絶対的にオススメです。でも人によってはもしかしたら読んでイライラするかも。

個人の感想としては、やはり「橘玲はテッパン」これに尽きます。

本日は以上です。